骨董からくり錠前（全長約１６．５ｃｍ、重さ約４５０ｇ）

骨董からくり錠前です。中国のものだと思いますが、時代（明なのか清なのかなど）は不明です。「からくり」の所以は、鍵はあるのですが、錠前本体に鍵穴が見つからないことにあります。写真でご覧いただけるように、ある手順に従って解錠できます。写真から手順を思いつかれるかも分かりませんが、ご購入に際しては、手順の説明書を付けさせていただきます。錠前本体には細線で複数の人物、草花、四文字が描かれています。文字は篆書体（てんしょたい）で左から「合好年百」と書かれています。右読みで「百年好合」日本語読みでは「ひゃくねんこうごう」でしょうか、意味は「末永く仲良く」、祝福の四字熟語です。複数の人物のうちの二人が新婚なのでしょう。ちなみに結婚式の祝辞では、「百年好合」と一緒に「永結同心」も使われるようです。「いつまでも心を一つに」の意味です。表面の汚れやキズは目立つものではありませんが、所々に材質の銅系金属と思われる下地の赤色がのぞいています。また、錠前の内部は経年を感じさせる汚れは否めません。錠前本体と鍵にもへこみや変形、ガタツキもほぼありません。しっかりと施錠、解錠ができます。大きさは約、全長１６．５ｃｍ、高さ６．５ｃｍ、厚み３．５ｃｍ、施錠間隔８ｃｍ以内、重さは約、錠前本体は４５０g、鍵は５０gです。アンティークコレクションに加えていただくとともに、出品の錠前の時代や、大きさ、描かれている線画などからどのようなところ（例えば、新居の入り口、大きな調度品、或いは、日本の蔵のような保管建屋など）で使われていたかなどに思いを巡らせていただければ幸いです。なお、鍵の紛失にはご注意していただき、錠前のとしてのご使用はお控え下さい。

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